ロータリーとは

ロータリーの誕生とその成長

ポール・ハーシー・ハリス今から96年前の1905年、その頃経済恐怖で人の心の荒れすさんでいたアメリカ社会、特にシカゴの状態を憂えた、青年弁護士ポール・ハーシー・ハリスが、奉仕の精神によって人の和をはかることこそ、より良い社会をつくり出す道であると考え、3人の友人と語らって2月23日、この理想を広く人々に呼びかけようと、第1回の会合を開いたのが、ロータリークラブの誕生であります。

ロータリーとは、会員が持ち回りで順番に、集会を各自の事務所で開いたことから名付けられました。この理想は着実に成長し、現在163の国家に広められ、クラブ数32,205、会員数1,219,097名(2005年4月30日 RI公式発表)に達し、更に大きな発展を期待されております。

日本のロータリー

わが国のロータリークラブは1920年(大正9年)10月20日、当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏が、初めて東京にこれを創立し、翌10年4月1日、世界で885番目のクラブとして加盟承認されました。その後太平洋戦争の結果、一時国際ロータリーから脱退するのやむなきに至ったこともありましたが、その間もよくロータリーの精神を堅持して会合につとめ、その神髄と組織を維持し、戦後国際ロータリーに復帰するや、益々発展、現在では北は北海道、南は沖縄まで、クラブ数2,331会員数103,403名(2005年5月末現在)に達し、なお全ての都市、全ての町にその理想の翼を広げる努力を続けております。会員は地域内の理想にもえる堅実な実業家、専門職業人の中から、定款により1業種1人を選び、週1回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へのより多くの奉仕の機会を得ようとはかっています。

ロータリーの目的

社会生活における人間の幸福は、他人への思いやりと助け合いにあるとするロータリーでは、国際奉仕、社会奉仕、職業奉仕、クラブ奉仕の4部門を設け、各自の職業を通じて“奉仕の理想”を推進することを目的としており、そのためには、

  1. 広く知己を求めて奉仕の機会を多く持つ。
  2. 各自の職業に誇りを持ってその道徳的基準を高める。
  3. 公私の別なく奉仕の理想を実行する。
  4. 国際的にも理解と友情を広めかつ深めるという4つの道をひらき、行動することが大切であります。

ロータリーの綱領

ロータリーの綱領は有益の事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹育成するにある。

奉仕の機会として、知り合いを広めること。
事業及び専門職務の道徳的水準を高めること、あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること、そしてロータリアン各自が職業を通じて社会に奉仕するためにその業務を品位あらしめること。
ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活及び社会生活に常に「奉仕の理想」を適用すること。
「奉仕の理想」に結ばれた事業と専門職務に携わる世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること。

ロータリーの標語

最も多く奉仕するものは最も多く報いられる。

超越の奉仕

ロータリーのモットーとして知られる上記の標語の、前者は1911年ポーランド大会で、シカゴA.F.Sheldonが初めて使用し、後者はミネアポリス・ロータリー・クラブの初代会長のFrank Collinsが提唱し、その後1950年のデトロイト大会でロータリー正式標語として指定するとの決議がなされた。

四つのテスト

言行はこれに照らしてから

  1. 真実か どうか
  2. みんなに公平か
  3. 好意と友情を深めるか
  4. みんなのためになるか どうか

H.J.Taylor氏(1954年度RI会長)の発案になるもの、1932年同氏が破産に瀕するクラブアルミニウム会社を引受け、その再起のために発案した経営方針である

この指針は非常な成功を収めたが、これは単に会社経営の指針としてばかりでなく人生一般の指針とすべきであるというので、ロータリーの間でも広く行き渡り、1954年その版権を国際ロータリーに譲渡した。