2023-2024年度
国際ロータリー会長テーマ

第2500地区 第6分区
帯広東ロータリー・クラブ会報
【2023-2024年度】
会長/池田 誠
幹事/加藤 肇
メディア委員長/角 高紀
■創 立:1984年6月15日
■認 証:1984年6月18日
■例会日:毎週火曜日 12:30~13:30
■事務局:〒080-0013 北海道帯広市西3条南9丁目23 帯広経済センタービル東館3F ℡(0155)25-7347
■例会場所:ホテル日航ノースランド帯広 ℡(0155)24-1234
第1831回例会(令和6年2月20日㊋ 於 ホテル日航ノースランド帯広)
会長挨拶
先週の7RC合同例会お疲れ様でした。2月は平和構築と紛争予防月間という事で、帯広ロータリーの工藤会長がウクライナやパレスチナ自治区での紛争が続いている。紛争が起こる原因として宗教・民族・資源・政権への不満と大きく分けて4つあると挨拶の中で述べられておりました。
そして、プログラムの中では「十勝で求められる国際奉仕とは」と言うディスカッションテーマで、十勝で働く3名の在留外国人の方と支援交流されている関係団体2名の方とのディスカッションでした。謝辞の中で帯広北ロータリークラブの石岡会長も話していましたが、十勝に住む在留外国人の方が3000人以上いるという事に私も驚いたところです。そして、私の会社のお取引先で働いている方がいたことも驚きでした。また、在留外国人の方が生活していく中での問題点も色々出ていましたが、ここ十勝に住みたい、住んで良かったと思っていただいているという事は十勝に住む私達にとっても大変嬉しいことだと思います。将来この方々が国へ帰り十勝で学んだことを活かし夢の実現に向けて頑張っていただきたいと思いました。
さて、今日のプログラムは創立40周年に向けての大塚実行委員長の卓話です。先週の火曜日に実行委員会の三役部会長会議が開催され、今後の予定等打合せをさせて頂きました。詳しくは卓話の中で大塚実行委員長より話があると思いますので宜しくお願い致します。
会務報告
委員会報告
(木幡裕之 会員増強・ロータリー情報委員長)
皆さまのテーブルに、この青いチラシが配布されております。これはRI会員増強担当部の方から会員増強に向けての調査報告ということで届いておりますので、会員増強に向けて皆様このチラシを見ながら、是非、役立ててください。本日の理事会の終了後に正式に案内されますが、3月中に第2回目情報集会開催を考えておりますので、ご連絡の方させていただきます。また、3月中に第2回目の新入会員のオリエンテーションを計画しておりますので、関係の方にはあらためてご連絡させていただきたいと思います。
ニコニコ献金
(綿貫朋仁 親睦活動委員)
【池田誠会長】先週の7クラブ合同例会お疲れ様でした。
【上野敏郎副会長】春めいてきました。ニコニコします。
【加藤肇幹事】2月とは思えない陽気です。昨日、娘に一足早い春が訪れました。ニコニコします。
【大塚正昭会員】暖冬とはいえ、暖かすぎます。この先が心配されます。
【曽根一会員】暖かくなってうれしいです。ニコニコです。
【古川直也会員】いよいよ2月23日からおしゃべりな写真館がスタートです。3週間はやりますとのことです。時間は勝毎で調べてください。YouTubeでプロモーションが観れます。それではシネマ太陽で会いましょう。
【加藤武志会員】本日、時間がありましたら、短めの卓話をさせていただきたいと存じます。
プログラム
【卓話】創立40周年に向けて(出席・プログラム委員会)
情報共有
加藤武志会員より、2024年2月2日(金)北海道ホテルに於いて、帯広商工会議所主催で開催されました、ポーランド共和国特命全権大使閣下の講話について、情報共有がありました。
【趣旨説明】
先般、帯広商工会議所主催による駐日ウクライナ大使による講演会が北海道ホテルであり、外国政府要人による直接の講話は余り聞くことが無く折角の機会にお聞きしてきたので報告も含めお話させていただきます。尚、ウクライナ支援についてはRI始め日本ロータリーも多額の支援金を拠出していることをお聞きしており国際奉仕の観点からも折角の機会にお伝えしたいとの思いです。それではポーランド大使の英語スピーチを同時通訳にてのお話をさせていただきます。
『パブエウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国特命全権大使閣下の講話(訳文)』
今日は帯広を訪問できます事を大変光栄に存じます。ご招待本当にありがとうございます。駐日大使として北海道は3回目、帯広は今回初めての訪問です。ポーランドへ逃れたウクライナ難民支援活動に皆様からの義援金を頂きましたお礼にお伺いしました。沢山のウクライナ人がポーランドへ逃れ生活する中、早2ケ月後に支援金1100万円を帯広商工会議所から頂きました。ウクライナの人々も帯広に多くの友人がいるという事も確認しました。ですのでこの度私が直接帯広を訪問し、この場を借りてお礼申し上げます。機上から見た冬の帯広の光景がポーランドのそれとよく似ていることも分かりました。ポーランドは今、急速に経済が発展、進化しており、今後帯広とポーランドが行ったり来たり出来ることを切望します。さてポーランドの歴史は豊ではあるが、決して楽な歴史ではありませんでした。様々な国に支配され郷土を奪い取られそれは大変な歴史でした。多くの国の方々にウクライナを何故これ程支援しているのかと言われます。ウクライナからポーランドに1千万人以上にも及ぶ避難民を何故支援できるのかと言われますが、それはポーランドの人がその苦しみを分かっているから助けられる、黙って見てはいられない。ポーランドというのは第一次世界大戦前から123年間に渡って各国によって分割占領されてきました。その後ようやく第一次世界大戦の後に独立を果たせたかと思えば又、その後第二次世界大戦でヨーロッパに於いて最も激しい戦場となり、ようやく第二次世界大戦が終わったかと思ったら今度は共産主義勢力圏に組み込まれて東西の全く違う方向に進みました。そうした辛い経験を、家を追われ、国を奪われ、命を奪われる、そういう苦しい、悲しい経験を忘れることはなく、こういった同じ境遇に追われているウクライナの人々を助けるのは当然であるとの思いからです。ソ連が崩壊してから35年間はおそらくポーランドの400年の歴史の中で最も平和で安定した時であったと思います。ですのでやはり平和というのは自分で自国の領土を守るといった、敵に侵略されない備えを作る事が如何に大切か、それを分かってご支援して下さることが非常に有難く思っています。今ロシアを止めなければそのうちポーランドもウクライナと同じことになると言われています。ポーランドとしても危惧していたのですがこうなってしまいました。只、プーチンの思惑はすこし外れてしまったと私は思っています。民主主義国家全体が連帯してウクライナを支援するとは思わなかった。武器を支援するとは思わなかった。これ程ウクライナに支援が集って、昔は世界でロシアが第二の軍事大国と言われていましたが今はウクライナでは第二の軍事大国と言われています。今戦況は膠着状態というか、ここが戦いの正念場だと思っています。今我々が精一杯の支援をすることが民主主義国家を死守することであると思っています。世界の民主主義が負けるようなことがあれば中国、北朝鮮が益々勢いずくだけであり、今起きているウクライナ地域の事だけではなくポーランドを含めた西側諸国始め民主主義国全体の問題です。権威主義国の勢いが世界に蔓延することを今、止めなければ世界が大変なことになります、世界レベルで取り組み解決しなくてはならない戦いであると思います。世界が暗黒になる事だけは絶対避けなければならないと思っています。ポーランドは現在NATO、EUの加盟国です。ポーランド初となる安全保障と安定にはこれ以上無いと思っています。真に独立したポーランドであり、現在日本からはポーランドに356社53.000人の人達が進出しています。ポーランドの歴史は様々な国に支配され、特にドイツ、ソ連に攻められ、郷土を奪われ、主権も奪われて、がれきの中を逃げ回って生き延び、生き抜いてきた苦しみを国民は知っています、ポーランド国民は侵略される苦しみを知っています。それでも祖国復活をあきらめなかったことが、不屈なポーランド国民の気持ちが独立を果たすことが出来たと思っています。ポーランドと日本は遠く離れているのですがお互いに共通していることはすぐそばにロシアがある事です。重ねて申し上げます、ロシアは帝国主義で常に領土拡大を狙っている国です。今ロシアを止めなければウクライナ、ポーランド始め西側への拡大を止められなくなるでしょう。そしてこのことを2022年にやっと西側諸国も目を覚ましました。プーチンは民主主義国家が連帯してウクライナを支援するとは思わなかった。ウクライナは簡単に降参して指導者は国外逃亡すると思ってた。そこがプーチンの誤算であったと思います。世界中の軍需品がウクライナに集まったことも大きな誤算であった様です。米国、欧州、日本、豪州の支援に全てがかかっています。ロシアが勝ったとしたら中国、北朝鮮が同じことをしてくるでしょう。2018年、北京オリンピック開催中にロシアはグルジア共和国に侵攻しました。岸田総理が直接我が国を訪問され今日はウクライナ、明日は東アジアが狙われ危ないとおっしゃいましたが私も全く同感です。安全保障というのは決して地域に限られた事ではない。派遣国家にとってはどこに行っても狙ったものは取るという事で、眞にグローバルに考えなくてはならない問題です。昨年初めて日本の総理大臣が1年に2回もポーランドを訪問されました。3月と4月に1年間に2回もですよ。外務大臣も経済産業大臣も訪問され緊密になっている日本ポーランド関係を大変光栄に思います。ポーランドと日本が、そして北海道帯広が更なる有効発展につなげていきたいと思っています。私も更に後1年間任期の延長があり、この素晴らしい国日本で仕事が出来る事を本当に幸せに思います。本日はこのような機会を与えて頂き本当にありがとうございました。
閉会宣言
点鐘
次回プログラム予定
令和6年2月27日(火)「卓話」会員卓話(社会奉仕委員会)