
第1892回例会
本例会のSAA

池田 誠 SAA
友情の握手ですが、最近、新型コロナウイルスの変異株NIMBUSが流行しつつあります。
感染拡大の予防を考え、しばらくの間、友情の握手は控えさせていただきたいと思います。
故 石川 博機 会員 黙祷

例会開会に先立ち、令和7年8月21日、享年84歳でご逝去されました。石川博機会員に黙祷を捧げたいと思います。
今月、結婚記念日、誕生日を迎える会員の紹介~藤平 智也 親睦活動委員会委員長




◎ 9月結婚記念日を迎える会員
曽根 一 会員 S54.9. 8
角 高紀 会員 H13.9.30
◎ 9月誕生日を迎える会員
木幡 裕之 会員 S37.9. 6
井上 理 会員 S45.9. 8
角 高紀 会員 S45.9.17
西野 智暁 会員 H 3.9. 2


乾杯~古川 直也 会員
今月誕生日を迎えられる会員の皆様と、そして結婚記念日を迎えるご夫婦のご夫妻のお祝いをさせていただきたいと思います。まず、誕生日を迎えられる皆様に新しい1年が皆様にとって素晴らしいものでありますように、そして誕生日は新たなスタートの時でもあり、この1年を通じてさらに豊かで実りの多い時間をお過ごしいただけるよう期待しております。
次に、結婚記念日を迎えられるご夫妻にも祝福を申し上げます。お二人の歴史がこの日を迎えられたことに心から感謝し、これからも共に歩み続けることの喜びをお祝いしたいと思います。愛情と絆を深めながら、これからの未来を共に歩んでいかれることを祈っております。
それでは皆様、お誕生日を迎えた皆様、そして結婚記念日を迎えられたご夫妻に心から祝福を込めて、今後のご健勝とご多幸、そして益々のご活躍を心よりお祈り申し上げ、乾杯したいと思います。
会長挨拶〜加藤 肇 会長

皆さんこんにちは。冒頭、黙祷をさせていただきましたが、去る8月21日、当クラブ会員の元会長、石川博機委員が御逝去されました。享年84歳でした。心より哀悼の意を捧げます。石川博機会員は平成4年に帯広東ロータリークラブに入会され、33年の長きにわたり在籍されました。平成29年には、第34代会長につき山形県の寒河江さくらんぼロータリークラブとの友好クラブの締結を行いました。
病気の治療のため入院され、その後退院されたとお伺いしていたところで、再び元気にお会いできると思っておりましたが、このような急な悲しいお別れとなりなるのは思いもよりませんでした。いつも温和な語りかけと笑顔でいた石川会員のお姿を思い出すと、寂しくてたまりません。ここに、謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
また、第6分区広尾ロータリークラブ会長が8月23日、享年53歳という若さでご逝去されております。私よりも若くして会長を務められ、任期中にご逝去となったことに胸が痛みます。会長幹事研修セミナーでお会いし、お互いに十勝管内なのでメイキャップにお邪魔したいですねとお話ししておりました。広尾ロータリークラブの会員の皆様のお気持ちを察するに余りあります。心よりご冥福を申し上げます。
また、先日、帯広ローターアクトクラブとのソフトボール大会にご参加の皆様、お疲れ様でした。ローターアクトの皆さんと楽しく交流し、東ロータリークラブは14対2という成績を残し勝たせていただきましたが、3名ほどが負傷し、満身創痍の終了となりました。このような交流をまたロータリーの皆様と深めれれば良いなと思います。
本日のプログラムは理事会担当ゲスト講話です。帯広市休日夜間急病センター所長大野耕一様をお招きし、十勝帯広の救急医療の現状と課題、ドクターヘリの必要性と題してお話しいただきます。
救急医療は、自分自身が思いもよらずお世話になる可能性のある大切なことです。大野所長、どうぞよろしくお願いいたします。以上、会長ご挨拶といたします
会務報告〜木幡 裕之 幹事


① 帯広西RC、移動例会開催のご案内
日 時 9月4日(木)午前11時
場 所 帯広市立啓西小学校
② 帯広RAC、9月第一例会「早起きは三文の徳、拾うはゴミと福」開催のご案内
日 時 9月4日(木)午前6時~7時
場 所 帯広競馬場・とかちむら
内 容 帯広競馬場・とかちむら周辺のごみ拾い活動
③ 帯 広RC、家族野遊会開催のご案内
日 時 9月14日(日)午前10時20分
場 所 十勝千年の森
※尚、9月10日(水)の繰下げ例会と致します。
④ 帯広西RC、家族野遊会開催のご案内
日 時 9月14日(日)午後0時
場 所 十勝スピードウェイ
※尚、9月11日(木)の繰下げ例会と致します。
⑤・帯広南RC、9月15日(月)の例会は、祝日のため休会と致します。
・帯広北RC、9月19日(金)の例会は、休会と致します。
・帯広東RC、9月23日(火)の例会は、祝日のため休会と致します。
・帯広東RC、9月30日(火)の例会は、休会と致します。
⑥ 帯広RAC、9月第二例会「大人の嗜み。靴磨きワークショップ」開催のご案内
日 時 9月18日(木)午後7時~9時
場 所 とかちむら
※参加ご希望の方は、青少年奉仕・ローターアクト委員長まで
⑦ 帯広南RC、夜間移動例会開催のご案内
日 時 9月22日(月)午後6時
場 所 帯広競馬場 焼肉ハウスれんが
⑧ 帯広西RC、夜間例会開催のご案内
日 時 9月25日(木)午後6時30分
場 所 北海道ホテル
⑨ 帯広南RC、移動例会開催のご案内
日 時 9月29日(月)午前10時30分
場 所 帯広盲学校
⑩ RI第2500地区大会(釧路)開催のご案内
日 時 10月24日(金)~10月26日(日)
≪大会1日目 24日(金)≫
・ポリオデイ 16:20~17:00 幣舞橋周辺
(登録等はございません。ライトアップされる釧路の町をご覧ください。)
≪大会2日目 25日(土)≫
・登録開始 9:00~ 釧路市国際交流センター
・本会議(午前の部) 9:45~12:00 〃
・昼 食 12:00~13:15 〃
※3年未満・女性会員の昼食会に参加される方は、釧路プリンスホテル
・本会議(午後の部) 13:30~17:40 釧路市国際交流センター
・ウェルカムパーティ 17:50~18:30 〃
・大会記念大懇親会 18:30~19:30 〃
≪大会3日目 26日(日)≫
・記念ゴルフ大会 7:00~15:00 阿寒カントリークラブ
ゴルフ同好会報告



8月21日、於 帯広国際カントリークラブ、12時5分スタート、2組、7名、参加。
表彰式、懇親会、益子会員は欠席でしたが8名参加。
優勝は、益子会員です。準優勝は、大池会員です。ブービー賞は、加藤武志会員です。
美味しいお酒とお食事で大盛り上がりでした。
IFMR RCバイク親睦会日本支部 ポリオ撲滅PRで、岐阜から、バイクで故金さんが帯広RCにお越しになりました。




岐阜中RC、地区ポリオ・プラス小委員会、の故金(カルガネ)さんが、青森経由で8月に来道、札幌、滝川、旭川、富良野、帯広、北見、岩見沢、の各クラブにバイクで訪問されています。8月27日には帯広RCにメイキャップでした。帯広のIFMRのメンバーと記念写真です。来年7月のIFMR全国大会で再会する事を誓いましてお見送りしました。気力、体力、共に充実、翌日は北見訪問、元気いっぱいで出発しました。
プログラム~十勝圏におけるドクターヘリの必要性~大野 耕一 様




本日はご出席いただきました皆さま、そして加藤会長、幹事の木幡会員をはじめ関係者の皆さまに、まず心から御礼申し上げます。私は現在、帯広市休日夜間急病センターの所長を務めております大野と申します。昨年度までは帯広厚生病院で外科や救急の仕事に従事しており、また医師会の理事をしていた関係から、稲葉会長と相談し、十勝にドクターヘリを常駐させるための勉強会を立ち上げ、その幹事長を務めております。本日は、十勝の救急医療の現状と課題についてお話しし、そこからなぜドクターヘリが必要なのかを皆さんに考えていただければと思います。
まずこちらの写真をご覧ください。これは、昔の厚生病院の屋上にドクターヘリが初めて飛んできた時のものです。ちょうど私が救急当番をしていたのですが、驚いたことに二機同時に飛来し、一機が着陸する間、もう一機が上空でホバリングしていたのです。その様子を新聞社が撮影し、話題となりました。また災害訓練では、函館からヘリを呼んでシミュレーションを行ったこともあります。さらにコロナ禍では、札幌医大から救急科の医師が応援に来て、ECMOを回しながら患者を搬送するという高度な救急医療を実施しました。
さて、本題です。皆さんの中には「ドクターヘリはドラマで見たことはあるけど、実際にどんな患者が乗っているのかはよくわからない」という方が多いのではないでしょうか。今日はその点も含めてご説明したいと思います。救急の流れはまず119番通報から始まります。救急隊が出動し、現場に到着するまでには時間がかかりますし、北海道の場合は距離もあるので特に遅れがちです。現場での処置も高齢者の住宅などでは動きにくく、担架での搬送に手間取ることも多い。病院に着くまでにも距離があり、時間がかかるのが現実です。
救急車1回の出動には実は約4万5千円かかっています。人件費や燃料代を含めた実費は相当なものですが、ほとんどの人は無料で利用している。地域によっては本来必要ない出動に対し8千円程度を徴収するところもありますが、実際のコストははるかに高いことを知っていただきたいと思います。
全国的に救急搬送件数は右肩上がりに増えています。コロナ禍で一時減少したものの、再び増加傾向にあります。搬送理由の内訳を見ると、交通事故は減少しているのに対し、急病による搬送が大幅に増えている。つまり「救急搬送は事故ではなく病気が中心になっている」のです。年齢構成で見ても、高齢者が圧倒的に増加しており、十勝でも救急搬送される患者の約3分の2が65歳以上を占めています。
患者の転帰を見ますと、軽症で帰宅できる人や短期入院で済む中等症の人が増えている一方で、重症や死亡例は横ばいです。したがって全体のボリュームとしては軽症・中等症が中心であり、本来であれば一次病院などでも対応可能な患者も多い。こうした患者をすべて救急車で大病院に運んでいる現状は、経済的にも医療資源的にも大きな課題だと言えます。
ここで十勝地域の特徴を見てみましょう。十勝は岐阜県と同じくらいの広さを持ちながら、二次医療圏と三次医療圏が重なっている全国唯一の地域です。日照時間が長い一方で農作業事故が多く、また交通外傷も少なくありません。十勝の救急車出動件数も全国と同様に増加しており、原因はやはり急病が中心です。高齢者の搬送が全体の三分の二を占め、しかもその半数近くは軽症です。これを一次医療機関が吸収できれば、救急車出動や大病院受診を減らし、医療資源をより重症患者に集中できるでしょう。
しかし現状では、救急車で病院に到着するまでの平均時間は37分程度で、全国平均よりは短いものの、郊外からの患者では一度近くの病院に収容され、その後改めて大病院へ転院搬送されるケースが多いため、最終的には1時間を超えることも珍しくありません。特に郊外からの患者の約4分の1は転院搬送となっており、全国平均の約8%を大きく上回ります。重症患者がこうして治療開始までに時間を要していることは、大きな問題です。
心筋梗塞や脳梗塞、大動脈疾患、重症外傷などは治療までの時間が短いほど救命率が上がることは明らかです。にもかかわらず、十勝では救急車搬送に2時間以上かかってしまうこともある。これを解決するために必要なのがドクターヘリです。ドクターヘリは「ゴールデンアワー」を守るための強力な手段であり、さらに現場に医師が直接赴いて処置できる点でも大きな利点があります。
現在、全国には57機のドクターヘリがありますが、北海道では道央・道東・道北に配置されているのみで、十勝はカバーされていません。十勝からヘリを要請しても出動するのは3割程度、しかも到着まで40分以上かかるのが現状です。そのため利用される症例も交通外傷に偏っており、本来ヘリの適応となるべき心疾患や脳疾患ではほとんど使われていません。
一方で、帯広にドクターヘリが常駐すれば、出動率の低さや到着時間の問題は大きく改善されます。例えば現在40分かかる搬送も、10分程度に短縮できるでしょう。さらに災害時には帯広空港を拠点に患者を仕分けし、治療可能な施設や道外へ搬送することが可能になります。千島海溝巨大地震のような災害では、この仕組みが命を救う大きな力となるのです。
もちろん、ドクターヘリの運用には費用がかかります。1回の出動で約45万円と、救急車の10倍です。しかし不要不急の救急車出動を抑制し、医療資源を適切に配分することで費用は十分に捻出できると考えています。実際に訓練で私自身が患者役として搭乗しましたが、広尾から帯広厚生病院までわずか10分で搬送され、その速さに驚きました。重症外傷や心筋梗塞、脳卒中など「時間が命」に直結する疾患では、その効果は計り知れません。
結論として、十勝地域では広大な地理的制約や高齢化に伴う救急搬送の増加により、救急医療は大きな課題を抱えています。重症患者を一刻も早く治療につなげるためには、帯広にドクターヘリを常駐させることが不可欠です。これは救命率を向上させるだけでなく、災害時の対応力を高め、地域全体の安心につながります。本日を機に、この問題を皆さんと一緒に考え、整備に向けて議論を進めていただければと思います。ご清聴ありがとうございました。



帯広夜間休日救急センター所長/十勝圏ドクターヘリ常駐にむけた勉強会幹事長~大野 耕一 様
加藤会長~大野様への謝辞。
次回プログラム予定
・9月9日(火) 「十勝ロータリー奨学会について」
公益財団法人 十勝ロータリー奨学会 益子 裕之 理事長