第1826回例会
起立
点鐘
開会宣言〈帯広東RC第1826回例会〉 綿貫朋仁 副SAA
ロータリーソング(奉仕の理想)
ゲスト紹介
帯広日産自動車株式会社 代表取締役社長
藤丸株式会社 代表取締役社長兼CEO
村松 一樹様(帯広RC)
帯広日産自動車株式会社 理事 吉田 隆浩様
会長挨拶
【池田誠 会長】
皆様、こんにちは。今日は、帯広日産自動車(株) 代表取締役社長 で 藤丸(株) 代表取締役社長兼CEO の村松一樹(むらまつ かずき)様、帯広日産自動車(株)理事吉田隆浩様にお越しいただき「二足の草鞋を履いて地域貢献」についてお話を頂きたいと思います。
村松様は帯広RCに所属しておりますので、同じロータリアンの立場で普段聞けないような内容も聞けるのかなと思って楽しみにしております。
やはり旧藤丸が閉店した後の市内中心街の活気が極端に失われたと私自身も感じております。そして、旧長崎屋・イトーヨーカドーの相次ぐ閉店と帯広市の経済がどうなっていくのか危惧しているところです。
村松様、吉田様におかれましては大変お忙しい中お越し頂き誠にありがとうございます。本日は宜しくお願い致します。
さて、激動の令和6年の幕開けからもう半月が過ぎました。
被災地では家が倒壊し避難所生活をされている方がまだまだ大勢いらっしゃいます。先日、ガバナー事務所より「令和6年能登半島地震」支援金のお願いが来ておりました。第2500地区は緊急対策として災害積立金より100万円を支出するとの事です。詳しくは会務報告で加藤幹事よりあるかと思いますので宜しくお願い致します。
話は変わりますが、昨年の5月にコロナが5類になり徐々にコロナ前の生活に戻りつつあります。今日コロナ前の2020年1月のスケジュールと今月のスケジュールを見比べてみるとほぼ同じ内容で新年交礼会など、なにかと忙しくなってきたと改めて感じているところです。しかし、最近コロナやインフルエンザなどが流行ってきていますので、皆様も健康に留意してお過ごしください。
ロータリー財団表彰
マルチプルポールハリスフェロー4回目 馬渕輝昭会員
マルチプルポールハリスフェロー2回目 深澤佳世子会員
マルチプルポールハリスフェロー2回目 上野敏郎会員
ポールハリスフェロー 加藤肇会員
喜寿会員のお祝い
会務報告
【加藤肇 幹事】
① 帯広南RC、2月12日の例会は祝日のため休会と致します。
② 帯広5RC・芽室RC・音更RC合同例会開催のご案内
日 時 2月14日(水)午後0時 会 食
午後0時30分~1時30分 例 会
場 所 ホテル日航ノースランド帯広
登壇者:JICA チャム祐子 様・UniteWorks久保田 様 他
ファシリテーター:NHKアナウンサー 赤松俊理 様
ディスカッションテーマ『十勝で求められる国際奉仕とは』
※尚、帯広東RC、2月13日(火)の繰下げ例会と致します。
帯広西RC、2月15日(木)の繰上げ例会と致します。
帯広南RC、2月19日(月)の繰上げ例会と致します。
※本日例会終了後、理事会を開催いたします。
※創立40周年実行委員会より、1月27日(土)14時30分頃、松崎町長と同行者27名の方が先般記念事業で寄贈した帯広まちなか歴史案内板(依田勉三終焉の地)を見学に来られます。当クラブメンバーと共に記念撮影を予定しておりますので、できるだけ多くの方のご参加をよろしくお願いいたします。
※鶴見ガバナーより令和6年能登半島地震の寄付金のお願いの案内文が届いております。来週から募金箱を設置しますので、皆様の心あるご支援の程よろしくお願いいたします。
ニコニコ献金
(藤平智也 親睦活動委員)
※1/9例会分
【池田誠会長】新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
【加藤肇幹事】あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
【板倉利男会員】おめでとうございます。吟をやらせてもらうことに感謝して。
【森定晴会員】あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
【大塚正昭会員】あけましておめでとうございます。令和6年が輝かしい年であることを願い。
【馬渕輝昭会員】皆さん今年もよろしくお願いいたします。また、多くの方から賀状をいただきましたが、失礼させていただいております。高齢に免じてご容赦願います。
【曽根一会員】あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
【加藤武志会員】今年も初吟をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
【金尾泰明会員】2024年も皆様とお会いできて本当に嬉しく思います。本年もよろしくお願いいたします。
【古川智章会員】本年もよろしくお願いいたします。
【雑賀健太郎会員】結婚記念日のお祝いを頂きありがとうございます。
※本日分
【池田誠会長】村松様、本日はよろしくお願いいたします。
【上野敏郎副会長】今年もどうぞよろしくお願いいたします。
【加藤肇幹事】村松様、吉田様、ようこそお越しくださいました。
【鎌田勉会員】今年辰年の年男です。
【吉村学会員】本年もよろしくお願いいたします。12月下旬に家族全員がコロナに感染し、大変な年末年始でした。
【深澤佳世子会員】新年例会ではお琴を弾かせていただきありがとうございました。
【角高紀会員】新年あけましておめでとうございます。
【大池梨華会員】本日、例会を担当させていただきます。村松様、吉田様よろしくお願いいたします。
【高氏英年会員】誕生日祝いを頂きありがとうございました。
出席報告
(古川直也 出席・プログラム委員長)
皆さんに応援していただいているおしゃべりな写真館の記事が十勝毎日新聞に掲載されています。初日が2月23日にシネマ太陽で上映されますので引き続き応援の方よろしくお願いいたします。
12月5日出席者25名72.5%、12月12日出席者18名67.5%、12月19日出席者26名85%、12月の平均出席率は75%でした。
プログラム
【二足の草鞋を履いて地域貢献】(職業奉仕委員会)
【趣旨説明】(大池梨華 職業奉仕委員長)
本日は、帯広日産自動車株式会社 代表取締役社長 兼 藤原株式会社 代表取締役社長 兼CEOの村松一樹様、 帯広日産自動車株式会社 理事の吉田 隆浩様にお話をいただきたいと思います。タイトル「二足の草鞋を履いて地域貢献」ということで、よろしくお願いいたします。
【講演】 (村松一樹様)
自己紹介として、東京の郊外出身で不便なところに住んでいました。10年前に帯広に来まして、とても便利なところだと思いました。5分で会社へ行きますし、東京では1時間半ぐらいかかり通勤ラッシュもあります。帯広は5分で会社へ行ける、10分でゴルフに行ける、15分走ったら北海道旅行が始まるというくらい便利なところです。大学は早稲田大学を出て、日産自動車へ新卒で入りまして、日産自動車では海外の仕事、国内の仕事、マスコミ関係の仕事もさせていただきました。私は都立国立高校の時、1980年に東京都立の高校として初めて甲子園に行きました。このことが私の人生における原点になります。写真は3年生で日刊スポーツの一面をエースピッチャーの市川君と私で飾りました。市川君は小さな巨人と言われて、身長170cmに満たないですが、東京大学でもエースで7勝しております。夏の大会初日の第3試合で前年度優勝校の箕島高校と当たりまして、互角に戦ったのですが破れてしまいました。
都立国立高校は文武両道の学校で地域で一番の勉強もできる高校でした。野球をやっていた同級生が10名いまして、東京大学に4名、日本医大、一橋大学、横浜国大、北海道大学、 防衛医大、そして私は早稲田大学ということです。エースの市川武史君は現在キャノンの常務になっていますし、スーパーコンピューター京の開発責任者になった者もおります。彼らと年一回新年会をやっておりまして、私もなんとか参加できるように今日も頑張っているわけでございます。私は高校の野球で挫折しています。実は1年からレギュラーでしたが、甲子園ではベンチにおり、プレイしておりませんでした。1年間の努力が彼らよりは劣っていたということで、本当に大挫折を経験しました。夏の甲子園のような思いをしたくない、私みたいな凡人は努力を怠ってはいけないと、その後は一生懸命やってまいりました。あの当時はネガティブでした。ボール飛んでくるなと常に思っていたところがありました。日本ハムの新庄さんが少年野球で教えていたときに、常に自分のところにボールが来てほしいという思いが必要だという話をしていました。私は全く逆で野球に対する姿勢がネガティブだったということです。それ以降、ポジティブでやらなきゃいけないと、野球以外のことも全てポジティブに心がけてきました。
10年前の2013年に帯広日産自動車へ社長としてまいりました。かつて釧路日産という経営が厳しい会社と統合されて経営状況は厳しい状態でした。当時はカルロスゴーン社長でしたが、この会社を運営するために10年前に家族と共に来ました。素晴らしい従業員がおり、みんな頑張っていただいておりました。私はやりがいのある職場づくりを実践し、従業員のモチベーションを上げていき、みんな頑張ってくれたおかげで再建を果たすことができました。次のステージとして、経営状態も良くなり、ここにずっと住みたいという思いもあり、この会社のオーナーになるために数十億円で日産自動車の株式を100%譲り受けるという、MBO(マネジメント・バイアウト)をしました。これまでネガティブ ・ポジティブの話をしましたけど、甲子園の監督の言葉がずっと胸に刺さっていたことで、積極的にMBOをすることができたと思っています。オーナーになりましたので、地域貢献しようと思い、これまで色々なことをさせていただいております。帯広ロータリーでは会長エレクトでございまして、2024-25年の会長させていただくことにもなっています。また、帯広商工会議所では商業委員長をやっております。このあと、藤丸の話になりますが、私は藤丸のユーザーであり、応援団でしたので、藤本社長と話をして藤丸の1階に日産ショールームを作ったりしました。 不本意ながら、昨年の1月末に藤丸は閉店してしまうことになりました。私は釧路日産という会社も引き継いでおりますので、釧路・根室・中標津方面へよく行きます。釧路も素晴らしいところで素晴らしい人たちが住んでおりますが、まちなかは本当に蝕まれておりまして、百貨店跡が廃墟になっている状況があります。十勝帯広のランドマークである藤丸がこんなことになって欲しくないということを釧路に行くたびに思っておりました。
そんな折、そらの米田さんと一昨年9月に名刺交換して、その年の12月に藤丸の新しい会社を立ち上げるので、社長になってほしいと言われました。私は自動車業界ですので、百貨店のことはわからないという話をしましたが、資金繰りも作戦も米田さんが全部やるので村松さんは代表としていただければいいと言っていただきました。私は社長をやるからには現状ですとかいろいろなことをその時に聞きました。米田さんはそれに対して、ものすごく分かりやすく説明していただきまして、私の方の質問が出尽くして、ちょっと逃げられない状態になりました。私は帯広日産の社長もやっているので、幹部を集めて説明をしたところ、幹部全員がぜひ受けてほしいと言ってくれました。私は逃げ道がなくなりまして、米田さんと二人三脚で現在に至っているところでございます。
そんな中で、お歳暮お中元などの贈答品は百貨店の一つの大事な機能でありますので、贈答品事業を垂直に立ち上げて再開いたしました。1500件くらい販売できれば良いと思っていたところ、2000件販売することができまして、地元市民の皆さんには藤丸の贈答品は必要なものだということを改めて感じることができました。 また、藤丸の無料開放リサイクルデーということを実施しました。藤丸の再建では建築的アプローチをしていかなくてはなりません。そのままの建物では使えないので、工事するためには館内の備品を廃棄しなくてはなりませんが、そのまま廃棄すると2千数百万円かかると言われました。これまで売上が無い中経費ばかり掛かっている状況が続いております。例えば、退職金や社会保険料などで3億円ほど掛かっているおりますが、すべてそらが負担しております。米田さんがいなかったら藤丸は廃墟になっていたと思います。館内の備品については市民の皆さんに無料で持っていってもらいましょうということで、無料開放リサイクルデーを開催して大変好評いただきました。また、私は帯広商工会議所の議員をやらせていただいて、商業委員長として広小路の活性化のために広小路マーケットというイベントに取り組んでおります。2000人程集まれば大成功だと思ったら、8000人程集まりました。当日は小雨が降っている状況でしたが、アーケードで屋根があるので天候を気にせずに市民が集まったということでございます。 まちなかの地域活性化、広小路の活性化に向けて、広小路にはまだまだポテンシャルがあるということを証明できたと思います。藤丸から広小路につながって、昼間の人の往来を再現したいという思いで、取り組まさせていただいてます。藤丸の再建では、建設費がすごく高騰しており、当初の見積より1.5倍から2倍近くになってまして、どのように解決するか、資金繰りを含めて非常に頭の痛い状況でございます。なんとか乗り越えて釧路の百貨店のように廃墟にならないようにしてまいりたいと思います。良運とは出会いだと思っております。運がいいのは、出会いをどう生かすかというところでありまして、いろんな人と出会いましたけど米田さんとの出会いはとても大きな出会いだったと思っております。この藤丸、まちなかの活性化に微力ではございますが、貢献できたらいう思いで、今仕事をさせていただいております。ご清聴ありがとうございました。
【謝辞】池田誠会長
村松様、ありがとうございました。まちなか活性化について私もいろいろなところで話をさせていただいて、私が何ができるところがあればお手伝いさせていただきたいと思っております。帯広まちなか活性化にこれからもご尽力してまいりたいと思います。本日はありがとうございました。
閉会宣言
点鐘
次回プログラム予定
令和6年1月23日(火)「おなじ志を持つ仲間と集う」木幡 裕之委員長(会員増強・ロータリー情報委員会)