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第1817回例会

(令和5年10月31日㊋ 於 大樹町宇宙交流センター)
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起立

点鐘

開会宣言〈帯広東RC第1817回例会〉 加藤武志 SAA

ロータリーソング※省略

ゲスト紹介

SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲 様

会長挨拶

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【池田誠 会長】
本日は大樹町の北海道スペースポート(HOSPO)様の職場訪問 ということで、SPACE COTAN株式会社、代表取締役社長兼CEO 小田切義憲様には、本日 大変お忙しい中、本当にありがとうございます。また、大池職業奉仕委員長をはじめ委員会の皆様 、準備等々本当にありがとうございました。このような機会は滅多にないと思いますので、大変楽しみにしております。本日この後、色々と見学等々もありますので、1点だけ告知をさせていただきたいと思います。東ロータリークラブの細則第3条、理事長および役員の選出に従って、2025-26年度の会長の立候補および推薦をお受けしたいと思っておりますので、2025-26年会長をやりたいという方がいらっしゃいましたら、また推薦を含めて、私の方まで言っていただきたいと思います。そしてその後、会長指名委員会を開催させていただきたいと思いますので、歴代会長の皆様どうぞよろしくお願いいたします。また、角会長エレクトにおかれましては、次年度理事および役員の選出指名をお願いいたします。本日簡単でございますが、以上で会長挨拶とさせていただきます。

会務報告

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【加藤肇 幹事】

①・帯広北RC、11月 3日(金)の例会は、祝日のため休会と致します。

 ・帯広西RC、11月23日(木)の例会は、祝日のため休会と致します。

 ・帯広南RC、11月27日(月)の例会は、休会と致します。

 ・帯 広RC、11月29日(水)の例会は、休会と致します。

② 帯広南RC、夜間例会開催のご案内

   日 時 11月20日(月)午後6時30分

   場 所 北海道ホテル

③ 帯広西RC、夜間例会開催のご案内

   日 時 11月30日(木)午後6時30分

   場 所 北海道ホテル

※先日、帯広ロータリークラブと帯広ロータリークラブの合同で行われました400mベンチのプロジェクトにつきまして、帯広ロータリークラブ工藤会長よりお礼の言葉をいただいておりますので、ご報告させていただきます。

プログラム

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(職業奉仕委員会)

【趣旨説明:大池梨華 職業奉仕委員長】

今日は皆様お忙しいところ、また遠方までお越しいただきありがとうございます。小田切社長社長様、本日はよろしくお願いいたします。どうぞ1日よろしくお願いいたします。

【講演:北海道、その先は宇宙産業で切り拓く】(SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲 様)

私どもは北海道に宇宙版シリコンバレーを作ろうということで2年前の21年4月に会社を設立させていただきました。大樹町が中心となって会社を立ち上げましたが、実は宇宙への取り組みの歴史は非常に長くて1985年から大樹町で宇宙のビジネスが始まっています。かねてより鹿児島に種子島あるいは内之浦大隅半島の東側にJAXAの射場がございます。当時、垂直に打ち上げるだけではなく、スペースシャトルのように水平に降りてくる宇宙機を日本でも開発しようという流れがありました。種子島あるいは内之浦どちらも垂直にしか打ち上げる場所がなく、水平には降りてこれないため、新たな場所として大樹町に白羽の矢が立ちました。当初は国のサポートもございまして、大樹町と北海道含めて開発がスタートした歴史がございます。

私は2021年4月からこの仕事をしています。元々は航空会社にいました。航空会社で運行管理という仕事をして、1便1便が安全に快適に目的地に着くように安全に関わるような仕事をしておりました。その後、エアライン系のシンクタンクで空港を中心とした地方創生や活性化の取り組みの仕事もしていました。

2021年に民間の宇宙旅行が本格化しました。従来はプロフェッショナルな宇宙飛行士しか世の中にいませんでしたが、イーロンマスクをはじめとする民間企業が宇宙飛行士を養成したことで、ビジネスとして宇宙に行く時代になりました。日本は宇宙ビジネスで言うと少し遅れています。アメリカ、中国、ロシアがロケットを多く打ち上げており、日本はマラソンに例えると第2グループの中盤からちょっと後方に位置している感じです。2020年に約40兆円のマーケットが2030年には65兆円ぐらいになり、2040年には110兆円ぐらいまでになると言われています。この成長は衛星を打ち上げてビジネスをするのみでなく、衛星から撮った写真を地上に降ろしてビジネスに展開したり、写真だけではなくて合成開口レーダーというレーダー画像を地上に降ろして建物を管理したり、建設や橋の管理、電線管理など既存のインフラ産業に展開していくことが期待されています。

私たちにとって、人工衛星と言うとニュースで見る気象衛生ひまわりというのがあると思います。日本のちょうど真上を静止衛生として地球の自転と同じスピードで日本を睨んでいる大型の衛生ですが、今は小型でたくさん打ち上げていくという時代に大きくシフトしています。大きな衛星は大きなロケットが必要になるので、お金がかかるため国が支えてJAXAなどが国の事業としてやってきました。ロケットのサイズも携帯電話の進化と同様、小さくなってきて、民間でも手掛けられる時代になっています。15cm四方ぐらいの手のひらに乗るようなサイズの人工衛星も開発されています。そうすると投資するコストも少なくて済むので民間企業がこれからどんどん伸びていくという時代に変化しています。2011年には小型衛星は28機しかなかったですが、2021年には1700機打ち上げられております。具体的にはリモートセンシングと言って通常のカメラで写真を撮って解析してビジネスにつなげていくという開発が進んでおり、自動車の渋滞情報をほぼリアルタイムで分かる時代になっていくという言われています。それ以外にも情報収集や化学の分析等にも使われていくということで、確実に伸びていくと言われています。

日本では今、6か所ほど射場がありますが、日本企業や大学の研究所でつくった人工衛星は95%くらい海外に持って行って打ち上げています。今後、日本としても安全保障や経済安全保障の観点からも自国から打ち上げられる制度を作っていくということは非常に重要です。海外で打ち上げると経済的にも20年間で1000億円ぐらいのロスが出てくることになりますので、国内で自給自足できるよう対応していきたいと私たちは考えています。大樹町と一緒になって垂直に打ち上げられることと、水平に宇宙機が滑走路のようなところから上がっていくような乗り物を作っていこうと思ってます。皆さんが飛行機でいろんなとこに行かれるように、20年後には一般的な乗り物としてロケットでニューヨークやロンドンに行く時代が来ます。おそらく運賃は高いのでいわゆる時間価値の高いビジネスパーソンが利用対象となりますが、ここからニューヨークとかロンドまで1時間で行ける圏内になります。数年以内にまず貨物輸送から始めて、それが成熟したらその後人を輸送することになってきます。夢みたいな話と言われますが、人間は根源的欲求として早く動く乗り物が好きですので、早く行ける乗り物ができればビジネスとしても成功すると思っています。子供あるいは孫の世代には必ず実現する時代が来ると思っています。滑走路は今1000mですが250m足してトータル1300mになるとホンダジェットなどのビジネスジェット機が降りられるようになりますので、東京からビジネスジェットでここにビジネスパーソンに来ていただいて帯広で仕事をしていただくことも可能になると思っています。宇宙経由でニューヨークやロンドンに行くためには3000mの滑走路を将来的には作りたい思っています。

大樹町の一般会計は80億円ぐらいです。この町の財源にはなるべく手をつけないようにしまして、民間企業から企業版ふるさと納税という制度を活用して寄付を頂戴している状況があります。企業版ふるさと納税で50%集めまして、残りの50%はデジタル田園都市構想の地方創生拠点整備タイプという補助金を頂戴しています。トータルで言うと63億ですけが現在一期工事では23億円の予算となっています。物価の上昇で概算見積が100億円ぐらいになっておりまして、これをどうするかは北海道や国を含めて考えている状況です。皆さんは個人版のふるさと納税をやられてるかもしれませんけども、企業版の場合にはそのいわゆる返礼品のお肉とか魚介類の代わりに、税額の控除というメリットがあります。簡単に申し上げますと1000万円いただく場合に最大900万円が控除されるという仕組みになっています。実質1000万円の場合100万円企業様からご寄付をいただければ済むという形になります。残りの9割については法人税等の控除で対応できるということです。100万円の寄付で10倍のレバレッジが受けられるという形になっていますので、今164社の企業からご協力を頂戴しているところです。1/3が十勝地元企業、1/3が北海道の企業、残り1/3が全国の企業となっています。

私の趣味は旅です。今北海道をいろいろ散策しており、179市町村全部周ろうと思い、現在118箇所まで行きました。行った先でよく行くのは、実は昔栄えてた町で今は厳しいところをよく見ています。製鉄、製紙の跡地によく行っています。昭和20年代30年代に栄えた記録が見れますが、そういう栄えてた時代の歴史を見ることで、新しい産業をまた作っていきたいという気持ちになります。皆さんと連携してまさに宇宙の街を作っているためには産業だけでなく、人を育てて働く人が増えて、日本を動かしていくエンジンになる1つとしてこの宇宙産業が考えられると思っています。地方創生にしっかり取り組み、町をさらに大きくしていく、それによって雇用が増えたり経済効果が増えたりということも数値としては出てきています。打ち上げがあると、1回の打ち上げで4000人ぐらいの観光客の方がこの町に来られます。泊まられる方はホテルがないので、帯広まで戻っていただいて泊り、一番経済効果があるのは帯広市内で、ホテルや飲食店を含めて経済効果が大きいと思っています。

是非、皆様にもご協力をいただきたいと思っています。先日、宇宙サミットを開催しまして、全国から様々な方に来ていただきまして、宇宙の情報をアップデートする対応させていただきました。今年も800人の方にご参加いただきまして、帯広のホテルも満室になったり、単価が上がったり、経済的なメリットも出てきてると思っています。これまでご説明した通り、私たちの事業でございますけれども、是非、皆様の事業とも関係するところは多くあると思っておりますので、何かありましたら個別にご相談させていただければと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

【射場見学】

【インターステラテクノロジズ株式会社工場見学】

閉会宣言
点鐘
次回プログラム予定
令和5年11月7日(火) 「職場訪問」:「映画『おしゃべりな写真館』について」㈱和ら美 監督 藤 嘉行様、プロデューサー 須永 裕之様   (出席・プログラム委員会)

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