第1899回例会 ~ 会員の職業を知る
本日のSAA ~ 池田 誠 SAA
皆さま、こんにちは。
本日も、友情の握手は控えさせて頂きます。
会長挨拶 ~ 加藤 肇 会長
皆さん、こんにちは。
最近はだいぶ気温が下がってきて、朝晩は寒い日が続いていますね。体調崩していませんか?
札幌ではもうインフルエンザが警報レベルになっていて、帯広でもすぐ流行しそうです。どうぞ体に気をつけてください。
さて、今日は「1」が4つ並ぶ11月11日。いろんな語呂合わせがありますが、一番有名なのは「ポッキー&プリッツの日」です。
これは1999年、江崎グリコが自社の商品が「1」に似ていることから制定したそうです。
プリッツは1962年、ポッキーは1966年発売のロングセラー。
最初は全体にチョコをコーティングしていたけれど、手が汚れるということで、チョコのついていない部分を作ったそうです。
大阪名物の串カツからヒントを得たとか。さすが大阪の会社らしい発想ですね。
それから、去年2023年には大樹町で、ポッキー&プリッツのデザインをしたロケットを堀江貴文さんの会社が打ち上げました。
11月11日、11時11分11秒に打ち上げられて、1911メートルまで到達したそうです。
これは日本で初めての商業目的の民間ロケットとして話題になりました。大樹町の宇宙開発もますます盛り上がりそうですね。
本日のプログラムは職業奉仕委員会の担当です。
高氏委員長に「会員の職業を知る」というテーマでお話しいただきます。
どうぞよろしくお願いします。
以上、簡単ですが、会長の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
会務報告 ~ 木幡 裕之 幹事
① 帯広南RC、夜間例会開催のご案内
日 時 11月18日(火)午後6時30分
場 所 北海道ホテル
※尚、11月17日(月)の繰下げ例会と致します。
② 帯広RAC、11月第一例会「ピザ作り体験会」のご案内
日 時 11月21日(金)午後7時~9時
場 所 とかちプラザ4階調理室
※参加ご希望の方は、青少年奉仕・ローターアクト委員長まで
③・帯広南RC、11月24日(月)の例会は、振替休日のため休会と致します。
・帯広東RC、11月25日(火)の例会は、休会と致します。
・帯広北RC、11月28日(金)の例会は、休会と致します。
④帯広西RC、夜間例会開催のご案内(年次総会)
日 時 11月27日(木)午後6時30分
場 所 北海道ホテル
地区大会報告 ~ 木幡 裕之 幹事
帯広東ロータリークラブ紹介で、加藤 肇 会長の先導で掛け声を揚げました。
それと、夕闇迫る釧路港と幣舞橋です。
ニコニコ献金 ~ 親睦活動委員会 中田 智仁 委員
・加藤 肇 会長 ~ 例会会場に来る途中、白いものがちらちら降ってきました。冬、目前ですね。
・吉村 学 副会長 ~ 久しぶりの出席になるので、ニコニコします。高額。
・大池 梨華 副会長 ~ 当店、13日で15周年を迎えさせて頂きます。これからも頑張りたいと思いますので、宜しくお願いします。
・内山 智洋 会員 ~ いつもありがとうございます。超高額。
・上野 敏郎 会員 ~ 生まれ故郷山形県鶴岡市で葵学園が企画した講演会を開いてきました。気持ちよかったです。
・池田 誠 SAA ~ 先週、沖縄県、宮古島、行ってきました。
・高氏 英年 会員 ~ 本日は職業奉仕委員会の担当例会です。よろしくお願いいたします。
出席報告 ~ 出席・プログラム委員会 加藤 武志 委員長
こんにちは。
それでは本日の出席報告をいたします。
本日のホームクラブの出席者は、36名中21名で、出席率は58%となっています。
ぜひ皆さん、メイクアップも活用して出席率の向上にご協力ください。
以上、出席報告でした。ありがとうございました
プログラム ~ 職業奉仕委員会 髙氏 英年 委員長
【 会員の職業を知る 】
皆さま、こんにちは。
本日は、職業奉仕委員会の担当例会ということで、「会員の職業を知る」というテーマのもと、私の職業についてご紹介させていただきます。
私は、昭和47年生まれの53歳で、現在「株式会社 帯広公害防止技術センター」の代表取締役を務めております。
また、関連会社である「株式会社ビルテクノス」の会長、そして清水町の「株式会社ホクセイ」の代表も兼ねております。
これら3社をグループ体制として運営し、帯広市を中心に十勝・釧路・清水方面において、ビルメンテナンス業を展開しております。
グループ全体の社員数は約280名。
オフィスビル、公共施設、病院、学校、ホテル、食品工場など、さまざまな建物を対象に、清掃業務・設備管理・警備・環境衛生・廃棄物処理といった、建物の維持管理全般を担っております。
■ ビルメンテナンス業とは
まず、ビルメンテナンス業とはどのような仕事かをご説明いたします。
ビルメンテナンスとは、建物を「安全に、快適に、衛生的に」保つための総合的な管理業務です。
建物は建てて終わりではなく、むしろそこからがスタートであり、日々の適切な維持管理があってこそ、
利用される方々が安心して働き・学び・暮らすことができます。
当業界では、主に次の五つの分野に分類されます。
① 清掃管理業務
建物の美観と衛生を保つ基本業務です。
オフィスや学校、病院などでの日常清掃、床のワックスがけやカーペット洗浄、ガラス清掃などの定期清掃、
さらには外壁洗浄や高所ロープ作業による窓清掃、厨房ダクトの清掃といった特殊清掃までを行っております。
単に見た目を整えるだけでなく、感染症対策や快適な作業環境づくりの基礎を担う重要な仕事です。
② 衛生管理業務
人の健康に直接関わる分野です。
建物内の空気や水を清潔に保つため、温度・湿度・二酸化炭素濃度・浮遊粉じん量などの空気環境測定を行い、
また、飲料水の貯水槽・排水槽の清掃および水質検査、ねずみや害虫の防除業務なども実施しています。
これらは「建築物環境衛生管理法(通称:ビル管法)」によって義務付けられており、
専門資格を持つ技術者が法令に基づいて作業を行います。
③ 設備管理業務
建物の“心臓部”とも言える分野です。
空調設備、電気設備、ボイラー、冷凍機、発電機などの保守・点検・運転管理を通じ、
トラブルの予防とエネルギー効率の最適化を図っています。
また、消防設備やエレベーター、監視カメラなどの法定点検も実施しており、
電気工事士・ボイラー技士・危険物取扱者など、さまざまな国家資格を有するスタッフが従事しています。
④ 警備・防災業務
建物の安全を守る業務です。
商業施設や公共施設における常駐警備、夜間巡回、防災センターでの監視、
また、イベントや駐車場での交通誘導や入退管理などを行っています。
有事の際には速やかに対応できるよう、定期的な防災訓練や教育も行っております。
⑤ 廃棄物処理・環境保全業務
当社の特徴的な分野でもありますが、清掃業務に加え、
一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬・処理、リサイクルなど、環境保全に関わる事業も展開しております。
帯広市や清水町の委託によるごみ収集業務のほか、
病院や食品工場などから排出される感染性廃棄物や有機廃棄物の処理も行っています。
これらの業務は、地域の衛生環境を支える極めて重要な役割を担っています。
■ 主な現場と実績
当社では、帯広市役所や市内の各種公共施設、医療機関、ホテル、教育施設など、さまざまな現場を管理しております。
特に特徴的な業務のひとつが、帯広の森スピードスケート場の冷凍設備管理です。
氷の厚さをミリ単位で調整し、温度を一定に保つという、非常に繊細な作業を通じて、国際大会にも対応できる品質を維持しています。
また、幼稚園・保育園の砂場清掃や殺菌作業、学校給食センターの衛生清掃、
さらに食品メーカー「プリマハム」様の工場清掃や給食配送業務など、幅広い分野で地域に貢献しております。
■ 業界の歴史
ビルメンテナンス業は、戦後の高度経済成長期に建物の大型化とともに発展しました。
当初は単なる清掃業務が中心でしたが、建物の複雑化に伴い、空調・給排水・電気などの設備管理や衛生管理が求められるようになりました。
そして1970年、「建築物環境衛生管理法」が制定され、一定規模以上の建築物では、
空気・水質・清掃・害虫防除・廃棄物などを総合的に管理することが義務化されました。
この法整備により、ビルメンテナンス業は“建物の生命を守る専門業”として社会に定着しました。
■ 人材育成と地域貢献
当社では、社員教育と資格取得支援にも力を入れています。
「ビルメン4点セット」と呼ばれる、第二種電気工事士・2級ボイラー技士・危険物取扱者乙種4類・冷凍機械責任者のほか、
上級資格である建築物環境衛生管理技術者や第三種電気主任技術者など、専門職としての育成を推進しています。
また、高校生のインターンシップ受け入れや、地域清掃ボランティアへの参加など、
地域社会への貢献活動にも積極的に取り組んでおります。
■ 結びに
私たちの仕事は、決して表立つものではありません。
しかし、建物の裏側を支えることで、人々の安全・快適・衛生的な生活を守る、極めて社会的意義の高い仕事です。
建物が存在する限り、維持管理は必ず必要とされます。
「建物を通して人と社会を支える」――
それが、私たちビルメンテナンス業の誇りであり、使命であると考えております。
本日は、私の職業についてご紹介させていただきました。
ご清聴、誠にありがとうございました。
次回プログラム予定 ~ 「知られざる台湾の歴史と今」 社会奉仕委員会 11月18日(火)
高橋真理子様・髙坂敦子様
※ガバナー補佐公式訪問

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